50年近く生きてきて、経験から絶対にこうだと言い切れる事を記録しておく。タイムカプセルよろしくいつか見返し、掘り返した時にうゎあ!このおっさんの言ってた事ほんまやん!となることを期待しつつ。

上記のような人が一人でも増えればその度に僕が「そやろそやろ」とほくそ笑む事もここで予言しておきたい。

とにかく何事においても「やりたい」と思った事は全部やった方が良い。若いうちはやるかやらないかの二択になった時、問答無用でやるボタンを連射していただきたい。

多くの人はすぐ結果を求めるけど、もしその場で形にならなくても伏線になるから。伏線が張られまくってると、不思議なことに後から思いも寄らぬ形で、次々に以前張っておいた伏線が回収されまくって、「そうか・・・あの時のあれはここに繋がってたんやなぁ」と一つずつ謎解きされていく。

一方「やらない」ということは、無限の可能性がある人生の岐路において「現状維持」というオプションを選択したということに他ならない。現状維持の先には一本道しかないが、「やる」と決めた先には沢山の分岐が出現する。既定路線から外れる小さな一歩は、後で振り返れば実は大きな決断の第一歩になっていたりする。

歳を重ねれば誰しも守りに入ろうとするもんや。まして家庭を持ち、家族が増えればなおのこと、「今」を守ろうとする。

因みに年齢関係なく、相対的に女性の方がこの「現状維持」ボタンを押す確率が高いんやって。僕の知るところによると、これは生物学的に動かない方が死ぬ確率が上がらないという子供を含めた家族を守ろうとするという生き物としての本能から来るものなのらしい。

上記の観点で言ってみても、うちの奥さんって凄まじくとんでもない人だと思わん?なぜなら、僕が「これこれこう言うことをやろう思ってんねん」と言った事に対してただの一度も反対した事ないんやで。

つまり僕の判断ミスが原因で一家全員(とはいえ子供たちは4号以外全員独立してるけど)全滅の可能性もあるわけなんだけど、僕に自分の人生全ベットしてるって意味やんな・・・あんま深く考えた事なかったけど、これは何をするにしてもNoとは絶対に言わない奥さんに感謝やなホンマ。

また脱線したから話を元に戻すけど、誰しも40代とかなってくるとね

「とりあえず機が熟したら」とか「ひとまず今は様子見」なんてジャッジしないSTAYのボタンが出現してくるんや。これはもう誰しも抗うことが出来ない。リスクを取らないように取らないようにって自然な事なんやと思う。そんな風に誰しも歳を重ねると選択肢が3つになってくる。

だからこそ、今何かをやりたいんだけど・・・って悩んでる若い人は目を瞑って「やる」ボタンを連射していただきたい。失敗を恐れず。

ほんでな、そもそも「失敗」って結果を決めつけるのが早過ぎんねん。

よく聞くでしょ?諦めずにやってる間は失敗ちゃうって。

一回壁にぶち当たった成功への過程かも知れない、まだ結果となったわけでもなんでもない、リレーで言うたらバトン受け取ってさぁ行こう!って時に足グネって転びそうになっただけで「あぁ・・・もう終わった」って決めつけてバトン投げ出してるのと同じやん!!って人の多いの多いの。

おっさんもうため息出るわ。

あんなぁ、100発100中全て上手くいくんやったらもっと世の中えらい事になってるっちゅうねん。

やる事なす事全部上手くいくのなら、君そもそも今その地位におらんやろ?

ほんでな、バトン投げ出してな居酒屋とかで出来ない理由を言ってみたり

上司や会社、環境のせいにして文句ばっかりグチグチ言うやつが驚くほど多いんや。だからこそなんや。諦めずにやり続けると、最後には成功する確率が高くなるんや。その過程でいっぱい脱落していくから。居酒屋で文句言うてる奴は勝負のトラックから脱落して、トラックの外側で三角座りしながら同じ境遇の奴と傷舐め合ってるだけなんやで。

最後に、感じ方は人それぞれやろから言い方の選択肢拡げとこか。

もし「成功」とか「達成」なんて言葉に違和感がある人は「生き残る」とか「継続」とかしっくり来る言葉に置き換えてみたらどうかな。

表現を変えても結局のところは自分のほんとうに向かいたい方向に向かって行けたら良いと思うんや。